先週、私の住むベトナム・ホーチミンに
2人の素敵なお客様がいらっしゃって
こんな海が広がる世界にも行ってきました。
ベトナムの最後の楽園と言われる
ホーチミンから、フライトで一時間のフーコック島です。
もう、本当に素敵な空間だったんです♪
そして、そのお客様とは
撮影で、いつもお世話になっている
フォトグラファーの 中村 可奈子さんと
WEBデザイナーの 松尾 望美 さん です。
実は、今年、私にとっては
天職を表すという、ホロスコープのMCという地点に
幸運と拡大の星の木星が、重なるタイミングだからか
数年前の自分では、考えることもできなかった
大きな夢を叶える、準備をしていることがあって
その撮影をかねて、ホーチミンと
ベトナムの最後の楽園と言われる、フーコック島へ
お二人とともに、行ってきたのです。
ところでね
そんな、楽しい撮影旅行中に
最近、主人と
「いつ、死んでもいいって、言わなくなったな」
「そう言えば、そんなこともあったね」と話していたことを
お二人にしたところ
とーっても、びっくりしていたようでね(苦笑)
なぜなら、二人の中には
『いつ、死んでもいい』と、言うのは
「『いつ死んでも後悔がない』
そう思える時に、出る言葉だと思っていた」
そういう意味でしか
使われないと、思っていたのだと。
そして、今の私だけを見ると
そんなことがあったのが
想像もつかなくて、衝撃だったようだけれど
その頃の、私にとって
『いつ、死んでもいい』と、言うのは
全く、違う意味だったんです。
Photo by Kanako Nakamura
12年前までの、わたしが
「いつ死んでもいい」と、思っていたのは
<私なんて、生きていても意味がない>
私は生きていて、意味があるのだろうか?
私と私の人生は、価値あるものだろうか?
そんな風に、ずっと、どこかで思っていた。
本当に、今となれば、主人には
そんな自分を、よく受け止めてくれたなと
心からの感謝しかないのだけれど
一見、華やかに見える駐在生活の中
手術もできないような医療の不安や
爆弾テロが身近におきる、不安を抱えて
命を亡くした悲しみを抑え、幼い命を守ることに必死で
自分の心を分かち合える
居場所のなさや、孤独を感じる生活にあって
「いい妻・いい母で、いなくてはいけない」
その役割を、自分が全うするためには
自分の思いや願いなんて、我慢しなくてはいけない
そして、この立場で
自分らしく生きるなんて、できるはずがない
自分の気持ちを優先して
生きてはいけないと思っていたから
自分の人生の希望なんて
この先、ずっと持てるはずがないと思ってた。
いや、でも本当は
自分が夢や、希望を持ってしまったら
叶えられないことが、辛かったのだと思うのです。
それが、ちょうど、12年前
私たちに、自分の真実を見せる木星が
今と同じく、希望を表す射手座にあった時
「私はいつも、自分の人生を
誰かや、周りのせいにしていただけだった」
そう、気づいたことがあった。
誰からも、そこまで望まれてもいなかったのに
そうしなければ、自分は価値がないと思い込んで
自分が、相手のためにと尽くしたことに対して
相手から、思った形が返って来なかった時に
どうして、こんな会社に入ったんだろう
どうして、こんな人とつきあっただろう
どうして、こんな境遇に生まれたんだろう
どうして、女に生まれてきたんだろう と
私って、ずっとずっと、ここまで
そう生きてきたのかと、愕然としたのです。
そこまでも、一生懸命生きてきたけれど
そのわたしの心の奥底にあった
「誰かに認められたい」という思いこそが
「女はこうあるべき」という考え方こそが
自分をいつしか被害者にして
相手を加害者として、作り出し
自分の願いを葬って
自分を生きていなかったのだと。
この生き方・考え方は
結局、誰も幸せにすることができないのだと
12年前、今と同じく
射手座の木星が輝いていた時から、私の人生は
誰かのために、自分を生きる人生から
自分と誰かのために、共に生きる人生へと
叶えたい未来があるのなら、言い訳をせず
希望を捨てずに、その時できるベストを選択し続ける
たくさんの言い訳をしてきた自分に
誰かや環境のせいにしてきた自分を卒業してきたから
気が付いたら、少しずつゆっくりと
でも、大きく人生が変わっていったのだと思うのです。
ちょうど、おとといの夕ご飯の時に
来年の大学進学に向けて、自分の方向性が見い出せず
不安と焦り、憤りを抱えていた息子に
主人と二人で、話したことがありました。
海外の大学は、理系・文系とか
法律や、経済というような大きな括りではなく
エンジニアだったら
宇宙開発なのか、都市開発なのかなど
専攻科目まで細かく決めることが必要とされるから
まだ経験値もない、たった17歳という年で
夢や希望が見つけられなくて当たり前だと思う。
だから
「ママも、本当にこの人生で
やりたいことが見え始めたのは、45歳。
そこまで、いろんなこともやって
失敗も、回り道もたくさんしてきたけれど
だからこそ、今はこれだと思える
ブレることのない、自分のやりたいことがわかった。
だから、自分と人生に
たくさん迷ってもいい、失敗をしたっていい。
そして、やってみて違うと思ったら
自分の生き方を変更したっていい。
けれど、
その時、その時、
どんなに苦しくても、自分と向き合って
その時、その場所でできることを
一生懸命にやっているからこそ
人生の次の扉が開いて
見える世界や、たどり着ける地点がある
人生は、その繰り返しだと思う。
だから、
失敗することを恐れたり
全力を尽くして、叶わないことの失望を恐れて
自分の本当の願いから、
逃げてしまうことや、全力を尽くさないこと
そして
誰かや、社会の基準の損得勘定で
自分の人生の選択をするのではなく
自分が生きててよかったと思えるような
自分の希望がそこにある
人生の選択をしてほしいと思う」
そんな言葉を伝えたのは
自分がこの12年かけて
ずっとその道と向き合ってきたから
希望を表す射手座に
木星が戻ってきたこのタイミングで
自分の歩いて来た道を
愛しい息子に伝えられたのは
自分の心の底にある思いと、
マインド・行動が1つになったことから
現実も形になって来てからだと思うのです。
Photo by Kanako Nakamura
これを聞くと
「12年もかかるのか!」と思うかもしれない。
私は、生き方が不器用だったし
周り道もたくさんしてきたと思う。
でも、
私たちの人生が100年世代へと近づき
まだ、人生の半分近くが残されている、今
この年からでも
人生のたった8分の1の時間で
この先の未来が大きく変わるとしたら
とびきりのワインは
時間をかけなければ成熟しないように
インスタント的な思いではなく
成熟させてきたからこそ、ブレない軸になり
私の深い人生観が出来上がったことが
この先の大きな価値になるとも思うんだ。
そんな夜には、こんな歌が聞きたくなる。
どれくらいの値打ちがあるだろう?
僕が今 生きているこの世界
すべてが無意味だって思える
ちょっと疲れてんのかなあ
手に入れたものと引き換えにして
切り捨てた いくつもの輝き
いちいち憂いていれるほど、
平和な世の中じゃないし
一体、どんな理想を描いたらいい?
どんな希望を抱き進んだらいい?
答えようもないその問い掛けは 日常に葬られてく
君がいたらなんて言うかなあ
「暗い」と茶化して笑うのかなあ
そのやわらかな笑顔に触れて
僕の憂鬱が吹き飛んだらいいのに
決して捕まえることの出来ない
花火のような光だとしたって
もう一回、もう一回
もう一回、もう一回
僕はこの手を伸ばしたい
誰も皆 悲しみを抱いてる
だけど素敵な明日を願ってる
臆病風に吹かれて 波風が立った世界を
どれだけ愛することができるだろう
考えすぎて言葉に詰まる 自分の不器用さが嫌い
でも妙に器用に振る舞う自分は
それ以上に嫌い
笑っていても泣いて過ごしても
平等に時は流れる
未来が僕らを呼んでいる
その声は今君にも聞こえていますか?
さよならが迎えに来ることを
最初から分かっていたとしたって
もう一回、もう一回
もう一回、もう一回
何度でも君に逢いたい
めぐり逢えたことでこんなに
世界が美しく見えるなんて
想像さえもしていない 単純だって笑うかい?
君に心からありがとうを言うよ
滞らないように 揺れて流れて
透き通っている水のような心であれたら
逢いたくなった時の分まで
寂しくなった時の分まで
もう一回、もう一回
もう一回、もう一回
君を強く焼き付けたい
誰も皆 問題を抱えている
だけど素敵な明日を願っている
臆病風に吹かれて 波風が立った世界を
どれだけ愛することができるだろう
もう一回、もう一回
もう一回、もう一回
誰もが
自分の人生に、値打ちがあるのか?
自分と人生には、価値があるのか?
そんな風に、迷うことがある。
でも、その価値を決めるのは誰でもない
<自分自身なんだ>
と、言うことを、いつも忘れずにいたい。
誰かや、社会から
自分の価値を認められていたって
自分の生き方と人生に
自分が意味をもてなかったら
自分の人生の意義を
見つけることができなければ
自分の命の炎は消えてしまい
死んでるように、生きてしまうと思うんだ
そう、かつての私のように。
自分の理想の人生へ迷ってもいい
希望なんて見出せないように、思う日があってもいい
何度、失敗をして転んだって
何度、傷ついて泣いたって
その傷や、涙こそが
自分という原石を削って、磨きあげ
誰かに差し出して、輝かせることができる
自分だけの美しい宝石に変わる。
悩み、苦しみ、迷いながらも
自分と、人生を懸命に生きることで
その歩いてきたプロセスの中に
自分の生きる意義を
見出す瞬間がやってくるから
決して、諦めないで欲しいと思うんだ。
Photo by Kanako Nakamura
今日の満月は、私たちに
もう一回、もう一回
自分と、自分の人生に夢を見ること
希望を持つことの
大切さを思い出させてくれる。
もう一回、もう一回
自分の心の奥底にある
忘れかけていた願い・夢と向き合って
いつの間にか、日常の中に葬った
手放してしまった、抑え込んでしまった
諦めてしまった、本当の夢や希望へと
この手を伸ばすことの大切さを伝えてくれる。
どんなに 今、悲しみを抱いていたって
どんなに 今、臆病な気持ちに襲われても
どんなに、たとえ、今、自分が
暗闇の中をさまよっているように思えても
花火のように
捕まえることができなくても
希望という美しい光を
心の中に持ち続けることで
今の自分には、想像もできない
今の自分では、考えることもできない
なんて、自分の生きる世界は美しく
愛に溢れていたんだろうと気づくことがある。
そして、愛すべき人たちと出会い
悲しみの涙ではなく
感謝の涙が溢れるような人生へと
導かれていくことを信じてほしい。
Photo by Kanako Nakamura
「生きててよかった」そう思える人生へ
運命は自分の意思と選択で、変えることができる。
命の運び方は、自分の意識や
人生の選択、行動を変えることで
私たちは、いつからでも
何度でも、やり直すことができる。
今日の月と、木星が寄り添って輝く
射手座の守護神であるゼウスは
どんな闇の中にいたとしても
希望を捨てずに、未来をまっすぐに見る者に
それにふさわしい
未来へと導びいていくれる星。
誰も皆 悲しみを抱いている
でも、素敵な明日を願ってる
それでも
自分の世界を、自分と自分の人生を
どれだけ愛することができるかで
未来は大きく変わっていくのだから。